企業倒産・不渡り動向
プラスチック成形加工
㈱ヤマ清(牧之原市)
事業停止 自己破産申請へ
㈱ヤマ清(牧之原市須々木965‐1、資本金1,000万円、代表者・増田悦弘氏)は、決算難に陥り10月10日までに事業を停止し、事後処理を立石勝広弁護士(静岡市駿河区南町14‐25、あおば法律事務所)に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は1972年6月創業、90年2月に法人改組したプラスチックの成形加工業者。ブロー成形、射出成形による家庭用および工業用容器の製造を手がけ、トナーボトル、現像液ボトルを主体に工業薬品容器、雑貨用容器などを自社加工し、ピーク時には1億5,000万円規模の年売上高をあげていた。
しかし、その後は競争の少なかったブロー成形も海外生産が主流となって受注が減少、2007年1月期の年売上高は約8,000万円にまで落ち込んでいた。
さらに近時は原材料価格の高騰を販売価格に転嫁できず収益性が悪化。設備などに投じてきた借入金が重荷となって資金繰りに窮し取引先の支援を仰いで操業してきたが、先行き業績の回復が見込めないなか、取引先からの支援も限界に達し、今回の事態となった。
負債は約5,000万円が見込まれる。
オフセット印刷
㈱ダイドー印刷(静岡市)
事業停止
自己破産申請へ
㈱ダイドー印刷(静岡市葵区千代598‐1、資本金2,500万円、代表者・中野明人氏)は、9月29日までに事業を停止し、事後処理を池田千絵弁護士(東京都港区虎ノ門5‐13‐1、名川・岡村法律事務所)に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は、1999年10月に設立された印刷業者。同年同月に解散した新合同印刷㈱から営業権や機械設備を譲り受けて発足したもので、オフセット印刷を主体に各種デザイン企画も手掛け、一般小口受注への対応として地元百貨店の文具売り場にも出店し、ピーク時には1億8,000万円規模の年売上高をあげていた。
しかし、近年は各方面の経費削減やコンピュータの普及などを背景に業況はジリ貧の様相を呈し、売上規模も1億円強にまで落ち込んでいた。業種柄、機械設備への投資負担が重く、業績不振が続くなか資金繰りは限界に達し先行き見通し難から事業継続を断念した。
負債は債権者約50社に対し推定5,000万円。
ガラス飛散防止用フィルム加工販売
㈱オートファイン(静岡市)
事業停止、自己破産申請へ
㈱オートファイン(静岡市葵区千代2‐10‐36、資本金・1,000万円、代表者・鈴木幸男氏)は、10月3日付けで事業を停止し、事後処理を富樫早苗弁護士(静岡市葵区馬場町43‐1、静岡法律事務所)に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は、1987年7月に設立されたガラス飛散防止用フィルムの販売施工業者。自動車用を主体に建物用も手掛け、地元自動車ディーラーを主力得意先に展開し、ピーク時には2億5,000万円超の年売上高をあげていた。
しかし、近年はガラス自体の品質向上やプライバシーガラスの標準装備化などによって主力としてきた自動車用のフィルム需要が低迷、建物用も同様に苦戦し、業績不振に陥っていた。このため、様々な経費削減などで凌いできたが、先行き改善のメドが立たず、事業継続を断念した。
(帝国データバンク 静岡支店 調査)